【AD】吸入器を使った後鼻漏の治し方

学術的根拠/医療現場でも注目!

後鼻漏は、上で述べたように副鼻腔炎や鼻炎、鼻と喉の境界周辺の炎症などが関係していることが大半ですが、不快感解消で重要なことは粘膜機能の正常化をめざすことです。

下記は、生理食塩水や微霧滴化されたミスト(エアロゾル)が、この粘膜機能の正常化に関わる根拠として推知できる資料ですので参考にして下さい。

各資料は幅広く閲覧できるように検索ページをリンクしています。

◆三重大学院医学系研究科・医学部の学術雑誌論文【資料はPDF】
「生理的食塩水エアロゾルの鼻粘膜粘液繊毛輸送機能に及ぼす影響について」
慢性副鼻腔炎(=蓄膿症)に対する生理的食塩水エアロゾルの効果が発表されていますが、粘膜レベルでの研究成果ですので、後鼻漏の不快感と関係が深い鼻~上咽頭にかけての粘膜に対しても成果が期待できると思います。

◆鹿児島大学の臨床成果【資料はPDF】
「鼻局所温熱エアロゾル療法の基礎と臨床」
43℃の温熱ミスト[エアロゾル]での治療成果が記述されています。
鼻の局所温熱療法は、薬剤を全く使用せず、水を43度に加熱し、細かいミストとして鼻に吸入するとてもシンプルな方法です。改善には個人差はありますが、副作用の報告も無く、安全且つ有意的な方法といわれています。

◆厚労省による民間療法の調査
「花粉症の民間医療について」
花粉症の民間医療について、厚生労働省が効果の測定をしています。
後鼻漏との関連が大きい花粉症(アレルギー性鼻炎)。ここでは「鼻スチーム療法」という療法名で記載があり、データでは「効果あり」と回答した人が46%との結果が記述されています。

◆耳鼻咽喉科セミナー資料【資料はPDF】
「上気道のネブライザー療法の有効性」
【ネブライザー=吸入器】
文中の「蒸留水を43°Cに加温したエアロゾル粒子を鼻腔に吸入する…」からをご覧頂くと
安全性が高い方法であること、アレルゲンの洗浄、32°Cと43°Cのエアロゾルの比較では43℃の方が有意的であることなどが書かれています。


【※】上記資料はサイト内で表示の医療機器のものではなく、同等もしくは類似した蒸気を放出させる機器による成果および調査の参考資料です。

 


以上の各根拠に基づいたケアは、以前は病院でおこなうものでしたが、最近では家庭でも吸入できる医療機器が開発され、自宅でもセルフケアとして出来るようになりました。
家庭用で生理食塩水が使用できる機器は、こちらで紹介している管理医療機器です。

最近では、ウイルスの予防でも注目され、やり方も簡単なので、習慣として使用されている方もいるようです。


さてさて、このように家庭用医療機器として有用的なのですが、
「生理食塩水で鼻の中を潤すなら、鼻うがいをすれば・・・?」と思った方もいると思います。

ですが、鼻うがいとは大きく意味が異なります。

鼻うがいだと
・水分が届きにくい箇所がある。
・場合によっては、IgAという免疫抗体を一緒に洗い流してしまい、逆に粘膜機能が低下する危険性もある。

・誤嚥の危険性(とくに子供やご高齢者)
・やり方を間違えると中耳炎になることも…。

このようなことが心配されています。

また、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、『鼻うがい』というと、「面倒くさい」「ツ~ンとするから嫌い」「失敗して激しい咳がでた」「耳に水が行った感じがする」、、、等々の話をよく聞くことがあります。

間違えずにスムーズに出来れば効果的な場合もあるのですが、、、

鼻うがいは、とくに副鼻腔炎や鼻炎で鼻づまりがある方、後鼻漏がある方は、鼻の中に生理食塩水が残り、すぐに出てこずに寝ている時などにタラタラと出て不快な思いをする事があります。
できれば、危険や不快感は避けたいものです。

ですから、副鼻腔炎鼻炎後鼻漏の方には、ぜひ、この吸入器 をっ! と思うのです。


  
 

▲ページトップに戻る